夜の制裁者

法律改正

子供の出生時に親が申し出をしてその人の個人の情報が登録される

満十歳までアームバンド型のIDが政府から支給され、
十歳になる迄の間ずっと、肌身離さずにつけていなければならない。

そしてそれ以降
十歳の誕生日から
一週間以内に役場に報告しなければならない。

それから、手首に埋め込み手術を施される。

手術代は政府が出す仕組み

手術後は誕生日来るたび一週間以内に役場に申し出て
更新とメンテナンスをしなければならない。

もし、一日でも、
更新が遅れた場合、

その人は多大な罰金をかせられる事となる。

それほど、この国とって国民のデータは重要なのだ。
そして、国民には絶対に知らされない秘密の機能があった。