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「おーい!彰裏~!」 俺は学校までの道程を一人で歩いてた。 (ふぁ…っ、ん…眠っ。朝って、苦手だ……) 未だ覚醒していない頭でそんなことを考えていたら、後ろから大きな声で名前を呼ばれている事に気付いた 振り向いた先には、唯一俺が学校でまともに話すことが出来る人物…榊原 弘毅(サカキバラヒロキ)が走ってこちらへ向かって来ていた。 「ハァ…っ…しょ、しょーり…おまっ速すぎ…!」 (…普通、なんだけど……) 已然にも何度か担任や体育の時間の時にも言われたが、 そんなに速いのだろうか…? と考え込んでしまう。 でも、普段は凄い遅いよ。 「、っかれたー!!うん?彰裏~?どしたっ?」 弘毅の呼ぶ声に“はッ”とし我に還った
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