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【side 弘毅】 おいおいおいっ…!? な、なんで俺一人だけで彰裏が居ないんだ! 「ヤバ…彰裏……。」 彰裏といえば、うちのクラスだけじゃなく学校全体のもの、といえるまで知らないヤツは居ないぐらいの有名な存在 そんな大事な親友を一人にしてしまった。そんな理由で、何故かしら自分一人で罪悪感を抱いた。 「彰裏ぃいい!うぉおおぉぉおおーーー!!!」 変な雄叫びを上げ、この後俺はニ、三時間程校舎内(どうしてなのか自分の教室の存在は忘れて)を全速力とも言えるくらいの勢いで走り回った 結局、ただ体力を無駄に消費してしまった俺は仕方がなくなり、虚しく一人教室に向かうのであった。 その間本人である彰裏はというと…自分の机で気持ち良さそうに眠っていたらしい。 「俺の努力って一体…」 誰でもいいから答えが欲しかった
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