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『君には、本日より本校を退学してもらいます』
突然突きつけられた台詞。
「姫神君、君には転校してもらいます」
表情は至ってにっこりと、効果音が聴こえそうな笑顔で言う理事長
「なん、で…?」
俺はそんな言葉しか出てこない。
「私も君みたいな人物を手離すのは残念です。」
(なら…どうして‥)
普通にそう思った。
「ですが、君のご両親からの申し出なので仕方なく」
「ご両親…?」
「はい、ご両親から」
………あ。
すっかり母の言葉を忘れていた俺
『そうだ、転校するんだった』と思い出した。
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