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手元の資料に視線を落とす
書いてある内容はというと、至って普通の概要が記されている。
次に理事長が教えてくれた学校案内の資料等が入った封筒を空けてみる。
中身はシンプルだが、学校の校舎や部活背景…そう言った類いの写真があり見やすかった
面白そうだったので色々中身を見ていく
「どうかな?…私立名門、紫並甘至(シナミカンユキ)学園は」
「‥…」コクッコク
小気味良く数回頷き、相手の質問に応える。
それに満足したのか笑顔で此方に近づいてくる理事長
少し不思議に思い、微かに身を強ばらせた。
――スッ…
長い腕が延びてきた。
次の瞬間、いきなりワケも分からず頭を撫でられた。
(……ぅ…?)
理事長の手は、大きくて、あったかい…撫でられる事に抵抗しなかった俺に一瞬驚いた顔したけど、直ぐに元の表情に戻り頭を撫でてくれた。
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