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「如月様…?」 どうやら聖さんは知り合いなのか、名前を呼んでいる。 如月って言うのか?何となく納得がいく。 「「あれ、聖?」」 声がハモった! 双子って以心伝心なのかも。 「どうなさったんですか?御二人がこんな所に」 「蓮萬が!」「游萬が!」 「「…………。」」 おお…又しても息ぴったり。 何かかわいいかも、俺が一人ほのぼのと和んでいたらまた双子が叫んだ。 「僕が先!」「俺だから」 「まあまあ…」 揉め出してしまった二人に対し、苦笑しながら宥める聖さん。なんかまたかわいかった…ってのは言わないでおこ あれ‥?双子が消えた。 なんと、こちらに向かって歩いてきているではないか。 しかも物凄い空気を漂わしながら
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