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「…ふ、あ‥眠っ…」 睡魔という強力な敵と必死に闘い欠伸が出る。それに加え、お腹も空いてきた。 折角早く休めるのに…というか、これからどうして、どこに行けばいいのだろう。 歩くのにも疲れてしまいつい道端(廊下)に座り込む。 「…どうしたの?」 上から心配そうな声がしてきたので、顔を上げ 『大丈夫です…』 と言おうとしたのだが、自然と止まってしまった。 (…かわいっ‥)(うわっ…!) 相手を見てみると相手も俺と同じく止まっている。 端から見れば、きっと熱く見つめ合うかの様な感じだろう。
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