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祖母は、体が丈夫じゃなかったから、祖母の体調の悪い日は、叔母の家に預けられた。
叔母の家には、一つ上の従姉と三つ上の従兄がいて、二人共とても意地悪だった。
叔母があたしを可愛がるから、ヤキモチを妬いていたんだと思う。
ただ座っているだけなのに、髪を引っ張られたり、顔を叩かれたりした。
仕返しが怖くて、あたしは、そのことを誰にも話せなかった。
小学二年生になった時、あたしは自分から
「一人で留守番する」
って、ママに言った。
それくらい、従兄姉達が苦手だった。
祖母の家にも、土曜日だけ泊まりに行くことにした。
あたしを心配するおばあちゃんとママの口論を、見ているのがツラかった。
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