∮06 許せない

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  ママは相変わらず、時々、知らないオジサンを家に連れて来たし、朝まで帰って来ない日もあった。 夜中に目覚めて、泣きながらママのケータイを鳴らした夜も‥。 「ママ、怖いよぉ‥。」 受話器を握りしめて、電話に出てくれないママを想って泣いた。 知らないオジサンが家に泊まりに来た翌朝、ママを起こそうと部屋を覗くと、裸で寝ている姿を見たこともあった。 「暑かったのかな?」 幼い頃は、そう思っていた。 けれど、中学生になる頃には、それが何を意味するのか知った。  
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