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ママは相変わらず、時々、知らないオジサンを家に連れて来たし、朝まで帰って来ない日もあった。
夜中に目覚めて、泣きながらママのケータイを鳴らした夜も‥。
「ママ、怖いよぉ‥。」
受話器を握りしめて、電話に出てくれないママを想って泣いた。
知らないオジサンが家に泊まりに来た翌朝、ママを起こそうと部屋を覗くと、裸で寝ている姿を見たこともあった。
「暑かったのかな?」
幼い頃は、そう思っていた。
けれど、中学生になる頃には、それが何を意味するのか知った。
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