学園国家

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もちろん、帰してくれるはずもなく俺は拓也と一緒に遊園地にいる いるのだが… [なぁ…もっかい言うけど帰っt] [ダメだからね] 俺が拓也の隣にいるってだけで嫉妬を纏った殺意が俺に矢のように突き刺さる カラスにでもなって飛んで帰ろうかな 何て思っていると隣の元凶が足を止めた [じゃあまずはここに乗ろうか] うん、定番中の定番、ジェットコースターだった [また定番だな、もっと捻りのきいた乗り物とかないのか?] 見た感じスピードはありそうだがそこまでだった [はは、まぁ乗ってみたらわかるよ この“トラウマコースター”の威力が] 乗った、乗ったよ 死ぬかと思った あのジェットコースターは最新の科学技術を惜しげもなく使ったハイテクアトラクションらしく、乗っている間は体感時間と周りの景色が個人個人で変化する 俺の時は、恐竜がいた頃という設定で、肉食恐竜の口に突っ込んだり、大型恐竜に踏みつぶされそうになったり、翼竜に振り回されたりした これは確かにトラウマになる
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