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[俺はランク３の筋力を10倍にする能力があるんだよ、ほら、悪ぃこたぁ言わねぇからとっと出せよ!!]
[おっと、逃げようとしても無駄だぜ？
俺はランク２の相手の真後ろに転移する能力があんだよ
さっさと出せコラ!!]
はぁ、こんな奴がいるからいつまで経っても治安が良くならないんだ
全く…特別教官は何やってるんだ？
沸点の低いゴミくずＡは痺れを切らしたのか俺に殴りかかってきた
すかさずゴミくずＢが俺の後ろに回り込み羽交い締めにする
コンビネーションはなかなかの用だが、俺はこの程度で負けるほど弱くない
ガコン
[ぐぉおおおおっ!!]
鈍い金属音がした後、ゴミくずＡが腕を押さえて絶叫しだした
[そりゃそんなスピードで鋼に拳ぶつけりゃ骨が持たねえよな]
状況がわからないゴミくずＢは一旦離れようとするが…
[ぐぁぁぁっ!!]
突如前から飛び出てきた針に全身を浅く刺された
[スキル名も持ってない奴が人様に楯突いてんじゃねえよ…
特に“ランクー(アンノーン)”生物兵器(ベスト スキル)にはな]
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