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美少女と行けとか言っておきながら、久しぶりの焼き肉を楽しみにしている自分がいる
俺は財布に金が入っていることを確認し、ソファに寝転がっているとインターホンが鳴った
ドアを開けると絵に描いたようなイケメンがそこにいた
[じゃあ早速行こうか]
鈴鹿 拓哉である
[あぁ…飛んでくか?それとも走ってくか?]
[今日は随分機嫌がいいんだね
せっかくだし飛んでいこう]
了解、俺は背中から翼を生やし(俺の着ている服は破れても自動で修復してくれる安心設計である)何回か羽ばたくと拓哉の肩をつかんだ
[あんまり速くしないでね]
俺はその言葉を無視して大空へと羽ばたいた
マッハ2で
[うゎぁぁぁぁぁぁぁぁ!!]
俺は拓哉の絶叫をBGMにして少し暗くなった空を軽快に飛んだ
[はぁはぁ…ホントその能力って反則だよね]
肩で息をしながら走りの方が良かったと呟きながら俺に言う
[あらゆる生物の身体的特徴、性能、特性を強化して使用する能力…はぁ、うらやましいよ]
[美少女に囲まれているお前に言われたくない]
今度オットセイの能力でも使ってみようか
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