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「私たちを傷つけ、殺そうとした人間に言われました。」
一人の妖が悲しそうに言った。
美鈴「…ごめんな。」
私はもう一度、みなに頭を下げた。
「な、何故、姫様が謝るのですか!?」
妖はまた慌てだした。
美鈴「私たち人間がお前達に癒えない傷を残したなんて知らなかった…。」
人間が…残酷にお前らを殺そうとしたなんて…知らなかった。
「で、でも姫様が私たちを傷つけたわけではありません!!」
そう…だけれど…。
美鈴「でも…お前達を傷つけたのは私たち人間だ…。傷つけた側にも関わらず何も知らなかったなんて…それだけで罪だ。」
知らないことは罪だ…。
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