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鷹道「腹を決めたか。美鈴、私の部屋にこい。」
泣きじゃくる4人を抱きしめていると、いきなりじじぃに声をかけられた。
美鈴「分かった…。」
私は4人から離れ、一人じじぃの部屋へと向かった。
美鈴「邪魔する。」
じじぃは部屋に入ると私に座るよう促した。
鷹道「まぁ、とりあえずお帰り。」
じじぃはくしゃくしゃと私の頭を撫で、そう言った。
美鈴「…怒ったりしないのかよ?」
私はそんなじじぃに向かってポツリと尋ねた。
鷹道「なんで怒るんじゃ?」
美鈴「だって…私は勝手に家出して…勝手に…里を出て行こうとした…。」
叱られて…幻滅されて当然のことをした…。
鷹道「考える時間がお前には必要だった…。それだけのことだ。それにお前はこうして戻ってきた。」
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