『The very thing』

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『The very thing』

 何かを確かめたくて  ぎゅっと抱き締める  もしも僕があなたを  愛していなかったら  僕は今頃  うまく笑えてた?  それとも泣いていたかな?  あなたは僕の目の前で  たくさんの欲望や  イタズラをばらまいて  散らかされた夢の様な中  僕は混乱する  あなたを離したくなくて  そっと手を繋ぐ  隣で幻みたいに輝くあなた  あなたの光無しでは  僕はまるでガラクタみたい  不安と戸惑いで  時間も「制限」を持つ  僕はそれでも  なんとか足元を崩さず  いられてるよ  今、一つの答にはしぼれずに  曖昧な言葉こぼれて  気持ち悪くなる  本当に後片付けが大変なのは  僕かな それとも  あなたですか  もしもそれが  あなただったら  僕はあなたの存在を  かくまってあげよう    そうすればあなたは  何にも背負わずに  綺麗でいられるから  かかとを潰してはいてた  幼い記憶  きっと今、  うまくは笑えてない  ケドうまく  泣けてもいないから  もう  見えてしまってる現実からは  逃げようとしても出来ない  だから何度でも  叫ぶんだ  「愛してる」  答が欲しくて  きっと叫んでいる  すがりつく  あなたの胸の中  僕が甘い夢を見れるまで  その柔らかな香りで    側にいて。 .
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