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拓人「ここは……?」
拓人は気がつくと木々の生い茂る森の中にいた。
拓人「どどど…どうしよう……。」
拓人「そうだ、母さんに電話を……。」
拓人「ダメだ繋がらない……。」
木々の間から何かがこっちを見ている気がした。
拓人「とりあえず歩こう……。」
見たこともない植物や動物がたくさんいた…
拓人「ダメだ出口がみつからない……。」
空が夕焼け色に染まりはじめる……。
ガルルルルル……。
拓人「ひっ!?お…狼?」
その狼は、拓人の常識の範疇を超えていた。
頭から尻尾まではおよそ2メートル……。
拓人は足がすくんで動けなかった。
ガウッ!
狼が拓人に襲いかかる…
拓人「うわぁああっ!」
ガキン…
金属と硬い何かが当たる音…。
拓人は恐る恐る目を開けてみる……。
拓人「……!」
そこには大きな狼と戦う女の子が…。
女の子「イリス!狼を眠らせて!」
イリス「了解。」
イリスと呼ばれた女性の手の甲に文字か浮かび上がり、光出す…。
イリスが狼達に向かって手を伸ばした。
イリス「はぁっ!」
そうするとイリスの手のひらから薄い緑色をした霧が噴出される。
狼達は次々と眠っていく……。
戦闘が終わると、イリスは音もなく消えていった。
拓人「…………。(これは夢だ、きっとそうだ…)」
拓人は自分に言い聞かせた。
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