* Nonber.02 *

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  「………」 …………… 「………ん?」 莉音はゆっくり目を開けると 目の前には少し悲しそうな 表情を見せる心がいた。 「どうしたの?」 「優木、震えてるよ」 「えっ?」 莉音は自分の手を見ると 小刻みに震えていた。 「…ゴメン」 「ハハッ。謝るなって。 そんだけ辛い事があったんだろ 何があったのかは聞かないけど 優木がさっきみたいにまた 笑ってくれるように 俺頑張ってもいい?」 心は微笑みながら尋ねた。  
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