* Nonber.03 *

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  するとバタバタと廊下を 走る音が聞こえてきた。 その音がだんだん近付き 莉音たちのいる教室の前に ひとりの女の子が来た。 その子は辺りをキョロキョロし 「あっ!こんな所にいた!」 と、龍樹に向かって 歩いて来た。 「もう!何してるの! 今日一緒に学校行くって 約束したでしょ!」 「俺は行くなんて言ってねぇ」 女の子の話に聞く耳を 持たない龍樹。  
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