* Nonber.01 *

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  「なぁ、優木ー」 心は教室の後ろの壁に プリントを貼りながら 莉音に喋りかけた。 「………」 やっぱり無視… 「何で無視すんの?」 心は画ビョウを持つ手を下ろし 莉音に歩み寄った。 「………」 「なぁ、聞いてんのか?」 そう言って心の指が 莉音の肩に触れた途端 莉音はいきなり立ち上がり 椅子が大きな音を 立てて倒れた。 莉音は何も言わず 教室から飛び出した。  
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