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「ねぇ、雲雀くーん、今日も応接室遊びに行っていぃーい?」 楽しませてくれそうな草食動物を捜してたら、一昨日相手した女が僕の腕を掴んできた。そこから、なんだか汚染された気がする。こんな女を僕が、さわったのか。この女だけじゃなくて、昨日だって。 「あのさ、この間はたまたまそんな気分だっただけで、あんまり覚えてないんだよね。今は、むしゃくしゃしている」 「…乱暴にしても、いーよ?」 ……正気か、この女。 とりあえず、その手を離してほしい。 「あたしさー、勘違いしてたー、雲雀くんのことぉ。ちょっとこわいかとおもってたんだけど、わかったよお、あたし!雲雀くんも人のこだよねぇー?癒しがほしいんだよねぇー、おまけにベッドの上もうますぎっ!ははっ」 ここでは、やりづらいな。やっぱり応接室まで、その気にさせといて、から。もう喋らないでほしいとも思える。すぐに息の根、止めてあげる。 「よお、恭弥…って、だれだよソイツ……まあ、いいや、お前を迎えにきたぜ」 本当は、こっちを見ていたあの子の友達から離れたかったから、だから?(僕が性格や考えを改めれば、こんなことにならない?) (一人のはじまり)
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