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ドサッ…
男は力尽きて倒れた。
アーモンド型の瞳に少し長めの髪をした青年だった。
その手には手配書のようなものが握られている。
そう、彼自身の手配書だ。
この男の名はレン。
首に億単位の賞金が悪党だ。
傷だらけのレンは今にも死にそうな状態だった。
レン(俺も…ここまでか…)
そう心の中で思った時…
スッ…
急に身体が浮いた。
誰かに抱えられたのだ。
ボンヤリする意識の中、レンは途切れながらに声を出す…
レン「…誰だ…
俺に…構うんじゃねぇ…
俺は…もう…死にた…いんだ…」
そう訴えるがレンを抱えている人物は全く聞く耳を持たない。
力の入らない身体で抵抗していたレンだが途中で気を失った。
レンを抱えて運んでいるのはアキだった。
アキ「殺し屋レン…ね…」
リサ「知ってたんだ?
割りと有名な殺し屋よね…
死神とか悪魔とか言われてるくらいだし…」
アキ「…コイツ…
死にてぇらしいんだ…」
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