ープロローグー

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部屋に入ってきたのはリサだ。 てっきり男が入ってきたと思ったレンは困惑する。 レン「…お…女…!? お前、いったい誰だ!?」 リサ「…? 女がいちゃマズイ? 殺し屋のレン…さん(クスッ♪) 私はリサ、この船の船員。 あなたの傷を治療したのは私… そこまで大きな傷じゃなかったから簡単な治療で済んだわ」 レンはリサの言葉に目を丸くして驚いた。 レン「お前… 俺を知ってて助けたのか? いったい何のために!?」 リサ「何のため? 理由なんて特にないわよ。 目の前で倒れたから… ただ、それだけのことよ? あなたが死を望むとしても、私たちがあなたの望みを叶えてあげる必要はないわけだし」 レン「…っ!」 言葉を失うレン。 何の得にもならない殺し屋の自分を助けた真意もわからなかった。 リサ「…諦めるにはまだ早いんじゃない?」 レン「…えっ?」 リサ「…アンタの心の奥底にある本当の望み…(ニヤリ♪)」
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