第1章・明日の記憶

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【レン…よく聞くんじゃ… 何があっても生きるんじゃ… 今は、辛いかもしれん… 1人ぼっちかもしれん… でもいつか必ず仲間に会える! 探しに行くんじゃ… まだ見ぬお前の仲間を… お前は1人じゃない… 広い世界に1人ぼっちなんてことは絶対にないんじゃ!】 ガバッ! レンが船室内で目を覚ました。 幼い頃の夢を見たのだ。 懐かしい夢… レンはもう夢で言われたことを忘れていたはずだった。 レン「…15年前の夢か… 何で今さらあんな夢を… この船に乗ってるからかな…」 レンがキングダムに助けられてから1週間が経つ。 キングダムの船に乗ってからレンは不思議な気持ちになることが多かった。 いつもは殺気立っている心もなぜかとても穏やかだ。 ケンカをして、すぐに仲直りするキングダムメンバーを見て驚いたこともある。 普段はノンビリでも、いざ敵船や嵐に遭遇すれば一瞬で切り替わるキングダムを見たこともある。
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