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マサシ「…一匹狼のお前にはこーゆー雰囲気は苦手か?」
レン「えっ?…おま…
いつの間に起きてた?」
マサシ「たった今だ。
で?どうなんだよ?
苦手か?それとも嫌いか?」
レン「………」
マサシに問われてレンは全員の様子をもう一度見た。
みんな屈託のない本当に楽しそうな顔で笑っている。
レン「わかんねぇよ…
こんな感覚…初めてだ…
今までは悪党に付き従うことで自分のことを守ってきた…
自分を抑えて生きてきた。
裏切られる前に自分から裏切って逃げたりもした…」
マサシ「…それで…?
そのせいで人を信じることも笑うことも忘れたのか…?」
レン「…そうだよ…
いつか、裏切られるなら…
最初から誰も信じない…
俺は…1人でいい…」
マサシ「誰も信じない…
それってお前がまだ本物に出会ってないからじゃないか?」
レン「…本…物?」
不思議そうな顔をするレン。
するとマサシの背後にいたリサがクスリと笑った。
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