第1章・明日の記憶

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リサ「…どうやらマサシも気づいたみたいね? レンはまだ本物を知らない… そう…本物の仲間を…」 マサシ「…仲間ってのは絶対に裏切らないんだよ… だからお前はまだ本物の仲間に出会ってないんだ」 レン「裏切らない仲間…」 リサ「探してみたら? 今度はちゃんと…ね♪」 レン「…ずっと探してたよ… 子供の頃…あの人に… 言われた言葉を信じて… でも、見つからなかった」 マサシ「…あの人?」 レン「俺を助けた海軍だ…」 そう言って遠くを見つめるレン。夢に見た子供の頃の記憶を再び思い出していた。 【いつか必ず仲間に会える!】 レン「………」 それは、レンが全てを失い1人ぼっちになった日でもある。 15年前、レンは国も家族も友達も帰る場所も行く宛ても一気に無くした… それも一瞬で… 海軍の手によって… 歪んだ海軍の正義のために… 小さな国が… その名を… その存在を消された日…
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