第1章・明日の記憶

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レン「ねぇ?グース大佐? エルフ国が無くなるってどーゆーこと?」 グース「レンにはまだわからんかもしれんが今、この国にいる海軍は正義ではない。 国を破壊する悪魔じゃ…」 レン「あく…ま?」 グース「…いいか? レン…よくの聞くんじゃ… この国は国を囲む海軍たちに破壊されてしまう… それも、一瞬でな… 国に生きている人たちの命も全て奪うつもりじゃ…」 レン「…命…奪う…? ボクたち、死んじゃうの?」 グース「そうじゃ… だが、レン…ワシは… お前さんに死んでほしくない… だからワシはこれからお前さんをこの国から逃がす…」 レン「ボク…だけ? みんは?パパは?ママは?」 不安げな顔をするレンにグースは力無く笑いかける。 グースはレン1人を助けるのが精一杯だった。 グース「すまん、レン… ワシには、お前さんを助けるので精一杯なんじゃ… ワシもここで命を落とすことになるじゃろうからな…」
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