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「こんなんで脅してるつもりかよ?」
ハッ っと鼻で笑ってやる
「この状況で何言って……」
首筋にクナイを当てていた緑の奴が言い終わる前に
クナイを破壊させた
バキン…
気持ちのいい音がして
クナイが粉々になる
「「「?!!!?」」」
周りにいる奴らがみんなびっくりしていた
俺は緑の奴から離れて
その場でくるりと一回転していった
「残念でした~♪あいにく名前なんてとうの昔に捨てて『呼び名』しか持ってねぇしwww」
「Ah~その『呼び名』は何なんだ?」
さっき俺を抱えた蒼い奴が聞いてきた
「人殺し」
「「「「は?」」」」
周りが驚く中俺は続けた
「魔女、悪魔、黒猫、冷徹ピエロ、死に神…」
「ちょ…ちょっと待って」
緑の奴が止めた
「んだよ…まだまだあるぞ?お前達はこれが聞きたいんだろ?」
「そうじゃなくて…」
「親から貰った名前はねぇのか?」
突然茶色の人が口を開く
「ん~あるけど…」
「それを教えてくれねぇか?」
そんな…
名前なんて口にするのが久しぶりで
どちらの名前を名乗れば
良いのか分からなくなった
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