step2 彼女の事を知りましょう。

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「その……愛佳ちゃんの好きな食べ物って何?」 「ん~……シチューかな?政宗さんは?」 「カレーとハンバーグかな?」 「何か子供っぽいですね♪」 クスクス笑いがら話す愛佳ちゃん。 別に好きもんは好き何だからしょうがないだろ!! 「愛佳ちゃんって姉妹とかいないの?」 「お姉ちゃんがいます。確か……政宗さんと同じ学校だったと思います」 「へ~。そう言えば、少し気になってたんだけど……愛佳ちゃんってどうしてあのサイトに登録してたの?」 「えっと……友達が遊び半分で勝手に……」 「あぁ……俺と同じだな」 「っあ。そうなんですか?」 「そうなんです。何か俺達似た者同士かもな!?」 「そうですね!!」 俺達は笑いながら帰宅した。 だが…… 俺の笑い声は、次の愛佳ちゃんの発言により打ち消された。 「ここが愛佳の家です!!送って頂いてありがとうございます!!」 「……」 「政宗さん?」 ウソだろ。 ここって…… 俺の元カノ、姫路さんの家じゃ無いか。 っあ!! 今更だが、同じ名字じゃん!! んじゃやっぱり? 俺の元カノの姫路さんと、愛佳ちゃんは……姉妹? ……。 まずいな。 「政宗さん大丈夫ですか?具合悪い様なら家にあがって行きます?」 「いや、良いです!!いろんな意味で頭痛いけど大丈夫!!俺……帰るわ!!っあ。後、俺達が付き合ってるのは内緒ね?」 「っあ、はい。分かりました。今日はありがとうございます」 「うん。じゃ!!またね」 そう言って俺は愛佳ちゃんの家を後にした。 神様がもしいるのであれば、確実に俺をオモチャか何かと勘違いしてるに違いない!! ……。 あぁ……ヤッパリ夢であって欲しい。
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