step4 彼女の家に行きましょう。

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「なぁ裕太……恋愛って難しいな」 「っお!!政宗!!等々お前も俺に女絡みで相談か!!」 現在月曜日のお昼。 俺と愛佳ちゃんがデートをして。 ウサギさんをこれでもかって位愛でて。 姫路さんに最低呼ばわりされた次の日だ。 俺は憂鬱な午前の授業を終えて、昼休みに昼食をとりながら裕太に相談してるわけだ。 「っで?何があったんだ?」 「いやねぇ~……色々複雑でさ。妹の様な彼女が何とも言えない状態で某Hさんと複雑な関係で、知られちゃいけない情報がチョメチョメでさ」 「お前その情報量で俺に悩みの相談か?」 「俺の心を読んでくれ。そして俺の悩みを解決してくれ。親友だろ?」 「お前、親友を過大評価し過ぎじゃ無いか!?」 「何だ……お前じゃ俺の悩みは解決出来ないのか……」 「んじゃお前は俺の心が読めるのかよ!!読んで見ろよ!!親友何だろ!?」 「悪いが俺は無理だな。お前が言う『親友』は完全に一方通行だからな」 「っえ!?お前は俺の事親友だと思って無いの!?俺はとんだマリオネットですか!?……ってかお前彼女いたの?もしかしてこの前のサイトの人か?」 っあ。 しまったぁぁぁぁぁ!! この前の待ち合わせの事を何とかバレない様に切り抜けて来たのに!! 自ら墓穴を掘っちまうとは…… 「これは……その……友達!!そう、友達の悩みでさ!!相談されてて困ってたんだよ」 「友達かぁ~!!それなら仕方無いな!!」 我が友の頭が単純で助かるよ。
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