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「っで?その友達がどうしたんだ?」
裕太が俺に質問して来る。
「ん~……何て言えば良いかな。簡単に言えば、元カノの妹と付き合っちゃったらしく……でも元カノの事も忘れられない、しかも復縁のチャンスあり。って所かな?」
「……何かドロドロだな。そもそも元カノの妹って辺りがやっちゃった感あるよな」
ですよね~。
俺も姫路さんの妹だなんて知らなかったし。
まぁ知っててもサイトから強制的に付き合わされる事になってるわけだから、知ってようがいまいが関係無いって事だが。
「その友達はどっちにしたら良いか分からないって事か?」
「まぁそんな所かな」
まぁ姫路さんには最低呼ばわりされてるから復縁もクソも無いがな。
俺がそんな事を思っていると、裕太は「う~ん」と悩み答えを出した。
「どっちとも付き合って姉妹どんぶ――」
「っせい!!」
「ぐはっ!!」
何を言おうとしたか定かでは無いがとりあえず鉄拳制裁のチョップを俺はした。
「お前に聞いたのが間違いだったよ。お前親友からクズに格下げだ」
「最高ランクから最も下まで落ちちまった!!そこまで下げないでください!!」
「年に1回会うか会わないか位の親戚の叔父さんにランクアップだ」
「微妙だな!!」
「叔父さん。お年玉頂戴♪」
「まだ6月ですよ!?慌てん坊にも程があるだろ!!」
「っちぇ。使えねー親友だな」
「今の発言からはとても親友だと思われてる気がしない!!」
まぁ何とか話をズラす事には成功したな。
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