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オーロラは、窓の外をみる
目の先には烈火と林檎が廊下を歩いている姿がある
「どことなく、フィアに似ているな‥」
オーロラが、そう呟いた
「姿も似ていますが、能力も、恐らく似ていると思います」
クレズルが言うと、オーロラがクレズルに向かって言った
「だろうな‥。ところで林檎は、この魔法学校には入る気にはなっておるのか?」
クレズルは、頭をかきながら困った顔をし、オーロラに言う
「はぁ‥まだ、本人からはちゃんとした返事は貰っていません。」
「そうか‥。まぁ、盗賊事件があり、まだ心の傷が癒えてないだろう‥しばらくは見学生徒として置いておくがよい」
オーロラは、そう言って椅子に座った
「もし林檎が入ったら3人の精霊使いが現れますね‥」
クレズルがにこやかに言った
なんだか楽しそうだ
「‥そうじゃな。本当に不思議な能力じゃ‥。この特別な力は、選ばれた者にしか与えられない。なぜ、そのような力が使えるのかは謎が多い」
オーロラは、林檎達、精霊使いがなぜ‥精霊の力が扱えるのかは、この時は、まだ知らなかったのだった。
そして‥のちに、精霊使いの真実が明らかとなるのだった。
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