19人が本棚に入れています
本棚に追加
「愚図林檎!さっさと歩けよ!」
まだ烈火は機嫌が悪い。
葡萄に言われた事気にしてるのかな。
いつの間にか私のこと、愚図、愚図、言うし‥
やっぱり烈火くん、ちょっと恐いかも‥。
「‥ここは立ち入り禁止の地下室入り口だ」
最後に訪れたのは、学校内の一番奥の部屋にある地下室入り口だった。
立ち入り禁止と書かれた、はり紙ある。
中はうす暗い。
何だかちょっと怖い雰囲気がした。
私はドアを見て気味悪がっていると烈火がニヤリと笑い、私の背中を急にバッと押してきた
「きゃ!」
私はビックリして思わず叫んだ
烈火は笑いながら
「入ってみるか!」
と言う
冗談でもない!
私は烈火に腹を立てた。
「もう!脅かさないでよ!‥所でここは何をする所なの?」
私が烈火に言うと、烈火は面白がって怖い顔をして再び口をひらく
「聞きたいか‥聞いちゃって‥いいのか。ここが、どれだけ恐ろしいところか。」
「う‥。いや、そこまで。」
烈火の態度に私は何故だか無償に怖がっていた
気になるけど‥
聞きたくない!!
第一、立ち入り禁止の張り紙がはられている時点で何かありそう!
「ビビりんご、俺も知らねーよ。第一ここは入った事一度もないし。入ってる奴も見た事ないしな」
と烈火が言うと、立ち入り禁止のドアの中からガタガタと言う音がした
てか!烈火くん今ビビりんごって、私の名前合体させてた
「なな何!今の音!」私は驚いて烈火の後ろに隠れた
「な‥なんだ。今の音‥誰か居るのか。確認してみるか。」
少しビックリする烈火はドアに手をかけた。
ごくっと唾をのみこみ烈火はドアを開けようとした
「だ‥だめ!」
私が言うと同時に烈火はドアを開けた
「!!!」
内側から何か白いものが、ものすごい勢いで出てきて、何かが落ちる音がした
「きゃあああ!」
「うわあああ!」
「ぬうわああ!」
林檎と烈火が叫ぶ‥あれ?おかしい、もう1人誰か叫んでいたような‥
しかも聞き覚えがある声だった
私は恐る恐る前を向くと、白いローブで身を包んだクレズルの姿があった
最初のコメントを投稿しよう!