新たな仲間

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「‥クレズル先生?」 私が言うとクレズルが、こっちに気づき 口を開く 「なんだ‥お前達か。ビックリさせないでくれよ」 「こっちのセリフだ!アホ教師!寿命縮まったぞ!!」 烈火がクレズルに近づき怒鳴った にしてもビックリした、お化けだと思ったよ‥ 私はお化けじゃなくてクレズルが出てきて良かったと思った 「烈火!おまえ、何こんな所で授業サボってんだー。先生泣いちゃうぞ」 とクレズルがふざけながら言うと、烈火は怒ってクレズルに向かい指をさす 「お前が案内しろ!って言ったんだろ!!」 と怒鳴る烈火。 「そうだっけ?」 とクレズル。 「ふざけるな!」 烈火が怒るとクレズルは笑いながら話す 「はっははー。冗談だ冗談。案内してくれてありがとうな。」 何だか漫才をみているようだった クレズルがボケで烈火くんがツッコミ。 「あはは!」 私は思わず笑ってしまった 「何笑ってんだ!アホ林檎!」 烈火に言われ、私は笑うのを止めた 「烈火、案内は終わったのか」 「あぁ」 クレズルが言うと不機嫌ながら烈火が答える。 「ところで中で、先生何してたの?」 私はクレズルに言う 「あぁ、ちょっと探しものだ。」 「立ち入り禁止だぞ、勝手に入っていいのか」 烈火が言うとクレズルはニコッと笑う 「ばかだな~。ちゃんとオーロラ様の許可をもらっているさ。まぁ、あの中に何が置いてあるか君達には言えないがな!10年はやい!早く成長しなさい。」 烈火の頭をポンポンと触る。 予想はしてたが、烈火は背丈が馬鹿にされたとクレズルに怒鳴り殴りかかる ん?‥なにか落ちてる。 さっさクレズルが落としたものだ 「先生これ」 石ようなものをクレズルに渡した。 「‥あ。そうそう、これお前に渡すつもりだったんだ。」 「私に?」 クレズルから石を受け取る。灰色だった石がエメラルドグリーンに変わりキラキラ輝いた 「石が‥変わった‥。」 私は驚く 「それは精霊石だ。」烈火がポケットの中から石を出した 烈火の石は赤くキラキラしている 「それは精霊使い達が自分の能力を制御する特性があるんだ。」 クレズルが説明する 「つまり力が半分制御されているから自分の力もコントロールがしやすくなっている。」 烈火が言った 「コントロール‥」 林檎がつぶやく
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