【はじまり】

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生死をさまよう中、一週間眠っていたそうだ 意識を取り戻し、ゆっくりと目をあけた すると‥ そこは小屋の中で私はベッドの上にいた ベッドの横には温かいスープとパンがあった 空腹だった私はパンとスープを口へほおばった するとそこへ20代前半ぐらいの優しそうな男の人が私の顔をみて微笑みかけながら向かってくる。 私は思わずベッドの下に隠れた。 「怖がらないで。」 と男の人が言った もしかして、私を助けてくれたのかな。だとしたらこの人は命の恩人だ。 私は、この男性のそばへ近づき、何があったのか説明した。 その人は笑顔で黙って話を聞いてくれた。 すると、小屋のドアを叩く音が聞こえた。 と男の人が、扉を開け、私の方を一瞬向き、外に出た。 私は、気になってドアのそばへとよった。 窓から外を除くと何か強くて怖そうな男の人達が、たくさんいた。 (何故だろう…。体がブルブルと震える。) 話声がよく聞こえない。もう少し近くで聞こうとそばへよった。 ドン。と棚にぶつかり瓶を床に落としてしまった。 「しまった。」 瓶の音に気がついたのか、先ほどの男の人が小屋に入ってきた。 目があった。 男の人は笑った顔をしていた。 「知り合いですか?」 と、私は男の人に近づいた時だった。 勢いよくドアが開き私は怖そうな男の人達に囲まれていた。 助けて!と男の人に言う。 しかし男の人は見向きもしない。 手に何かを持っていた。 あれはなに? 「ほぉ、なかなか良い容姿してやがる」 と1人の大男が言った。
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