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「石は能力者によって色が分かれる仕組みになっている。まぁ、お前達みたいに精霊石を持ってる奴は、めったにいないがな。」
クレズルが言う
精霊石、何だか、とっても懐かしい感じがした
昔から知ってるような感じがした
まさかね
気のせいよね
私はボーと考え込んでいるとクレズルが再び話しを続ける
「ちなみに俺は精霊使いではないが、魔術が使える。この学校で、精霊の力が扱えるのは、お前らと葡萄を入れて3人だけだ。他の生徒は一般的な魔法が扱えるだけだ。だけど、まだまだ授業は足りてないがな。」
私と烈火くん。
それに、やっぱり葡萄も精霊使いだったんだ。
私の記憶では、たしか水の能力者ね
「あ‥それから精霊の力がある奴は一般の魔法も扱う事ができる。、まぁ一般の魔法より精霊の力は3倍の威力はある。すなわちお前ら3人は魔法学校の中ではエリート級だ」
クレズルのエリートと言う言葉に私は、ちょっと照れた
生まれて初めて人に誉められた感じがした
「ふん、」
烈火もご機嫌そうに鼻で笑っている
「だがー‥今のお前らじゃ、俺には勝てない。とくに‥リンゴ!」
とクレズルが私に指をさした
「は‥はい!!」
一瞬ビックリして、声が裏がえった
「お前は、この学校の中じゃ一番弱い。」
とクレズルがいってくる
がーん。と私はショックを受けた。
い‥一番弱い、
すると烈火がさらに一言おみまいした
「俺は小指でも、お前を倒せるぞ」
ダブルショック
何もそこまで。
「2人共!ひどい!私だって烈火くんや葡萄のように強くなりたい!」
私は、つい怒った風に言ってしまった
するとクレズルがニコッと笑い、私の頭を撫でた
「よく言った!じゃあ、本気で学校に通ってみないか。」
「‥え!?」
「オーロラ様には、とりあえず見学生徒にしろって、言われたんだがな‥。」
クレズルが言い、目を輝かせ、ズン-!!と近づき私の手を握り締め話をつづけた
「俺は正式にお前をクレズルクラスの生徒にしてやりたいんだ!!そして、、、、先生!林檎!!生徒!林檎!エンドレス…教師と生徒の熱い心が刻まれるんだー!!」
クレズルが1人で熱く語る
クレズルクラスって‥(笑)
私が暴走しているクレズルを眺めていると烈火が口を開く
「そうだな。俺をここまで学校案内させといて、見学生徒なんて、イライラするぜ」
とフッと鼻で笑った
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