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《魅音視点》
ん…?
唇に柔らかな感じ。
魅音「ん…ふッ…」
あ、離れた。
うっすらと目を開ければ、目の前にアレン。
アレン「…起きましたか?」
…アナタ、今何を?
もしかして…
…………KISS?
…ッて、えぇええぇ?!?!
魅音「アレンの馬鹿-!!ふぁッ…ファーストキスだったのに!!////」
アレン「え、そうなんですか?…それはごちそうさまですvV」
魅音「何がごちそうさまよ-!!///」
…-どくん
魅音「ッ!!!!!」
突然の殺人衝動に、魅音は胸を押さえてかがみこむ。
この瞬間、やっぱりアタシは兵器に過ぎないんだなと痛感する。
アレン「魅音ッ?!どうしたんですか!!」
魅音「げほッ…ごほッ!」
必死に抑えこむ。
そのせいで血が溢れようと、アタシはアナタを殺したくはない。
魅音「はぁ…はぁ…」
口を押さえていた手を見れば、大量の血。
もう、慣れた。
でもアレンは初めて見るアタシの殺人衝動に驚きを隠せない。
アレン「一体…何が?大丈夫ですか?」
アタシの背中を撫でようと手を伸ばすアレンに向かってアタシは叫んだ。
魅音「ッ大丈夫!!アタシは大丈夫だから…」
アレン「でも血があんなに「いいから!!」
アタシの殺人リスト…通称
"Blood list"(血のリスト
にアレンは載っている。
近づけば近づく程に殺人衝動は湧き出てくる。
血を求めて体がうずきだす。
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