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《アレン視点》
魅音が歩いていく。
ふらふらと進んでいく彼女を放っておけなくて、そっと後をつけた。
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アレン「…?(心:此処は…」
魅音は暗い空き地のような所に歩いていった。
アレン「(心:…暗くてよく見えない…」
…-ドシュッ!!
「ぐぁぁああ!!!」
アレン「?!…(心:今…?」
…-ざくッ…ブシュッ
アレン「…(心:悲鳴のような…?!」
ピチャ…ピチャ…
アレン「ッ?!(心:何が…起きた?」
…-サァッ…
静かに風が吹いた。
同時に月明かりがさす。
そこには少女がたたずんでいた。
綺麗な髪を風になびかせ。
後ろを向いているので顔はわからない。
少女が振り返る。
アレン「ッ?!?!」
声が出なかった。
大量の返り血を浴びていて、仮面をつけていた。
真っ白な狐の仮面だったのだろう、白が所々のぞいている。
でも、返り血で真っ赤に染まっていた。
少女が仮面に手をかける。
ゆっくりとはずれていく仮面からのぞく顔は…
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