屍、生誕?!

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 人間。  亡骸達が象っている形。  だが、その大きさは比べ物にならないほどの巨大さ。  恐怖だけではなくどこか神々しくもあった。  そんな化け物が動き出す。 オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ  声ではない[ナニカ]がこの地を震わせる。  躍動と興奮が同時に体に襲いくるかのように、奮える。 「おお、おおお、おおおお、これだ、これこそが私が待ち望んだもの。革変だ。革命が起きるぞ!」  その巨大な体躯の周りには時折雷が轟き迫力が増す。 オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ  ついに動きだしたそれは空を見上げこう言った。 「嗚呼、眠たい」
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