第2話

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皆さんどうも初めまして。相田永地、高校一年生です☆ 今年の春に入学したばっかりのピチピチの15歳です☆ ドアを開けると、同室の人がいるだろうから紹介しよう! ガチャッ しかし、寮部屋の中には誰もいなかった。 (何でまたあのヤローがいねぇんだぁぁぁ!!) ゴゴゴゴと黒い炎が背後から立ち上るような幻影が幻影が見える。 (無駄に顔だけは綺麗な男-、椿大和!俺より早く帰ってるハズだろ!イケメンだからって遅くなっていいと思ってんのか!もう8時回ってる…寮閉まるっつーの) 一応心配をしているのか、時計をちらりと見やり、溜め息をつく。 (まさか!きれいなお姉さん達と一緒に今頃…!!いやいやいや!そんなわけないだろ!いや…でも…) 永地が一人で百面相をしているその時、扉の開く音がした。 「…ど、どーも」 「どーも」 無表情で挨拶を交わすと、彼は永地の横を通り過ぎる。 しかし、ふっと何かの臭いが通った。 (鉄のにおい…?)  
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