第1話

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--動きがあったのはその日の夜だった。 綺麗に、しかし怪しく輝く三日月が漆黒の空に浮かんでいる。 飛鳥は、木立の並ぶ森林公園に沿って歩いていた。 (委員会、遅くなったな……) 「はぁー…、…!?」 突如、何かを感じ、公園の入り口に視線を向ける。 「嫌な感じだ……。…!!大和…?大和!」 暗闇の林の中、飛鳥を見る大和の黒い瞳が、あった。 「こんな所で一体…大和!!」 その時であった。 「!!」 バシャと音を立て、水溜まりのようなものを踏む。 (何……血!?一体誰の…!?) 「あーにき」  
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