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チュンチュン
『舞桜ちゃん!朝だよ起きろ~』
『う゛ぅ〰…あと……5分』
『ダメだよ!遅刻するよ!入学早々遅刻でもして笑われたらどうするの?』
『〰〰…はい…』
『よし!ご飯はもう出来てるから食べてねあっ!それからお弁当テーブルにおいてあるからそれも忘れずに…自分はお父さん起こして来るから』
スタスタ…
『う〰ん…そっか…もうハルちゃんの家なんだ…自分の家と同じように寝起きしちゃったよ💧』
そんな後悔もつかの間。
ちゃっちゃか着替えて
居間に。
「おはよ〰舞桜ちゃん昨日はよく眠れた?」
『アハハ💧お陰様で…あれ?ハルちゃんは?』
「洗濯物干してる」
『ハルちゃんすごいな…尊敬しちゃう!…』
「あの子は昔から人の助けなんて借りずに生きて行こうとしたからね…その分苦労いっぱい背負ってる…自分で抱え込んで…だけど今はホスト部の皆のお陰であの子も普通の女の子として過ごしていると思うわ…」
あっ…ハルちゃんのパパ
オカマバーで働いてます。
源氏名は蘭子。
『ホスト部?』
「あら、舞桜ちゃん知らないの?ハルヒが通う桜蘭高校にはヘンテコ部長が作ったホスト部って言うおかしな集まりがあるのよ!まぁそこにハルヒも加わってるってわけ」
『意外…なんでホスト部なんかに?』
「さぁ?詳しい話は聞かされてないけど…多分ヘンテコ部長がハルヒを無理やり連れ込んだに違いないわ!あぁ〰むかつく〰💢」
『おっおじさん落ち着いて💦』
「でもまぁ…あの子が楽しいならそれでいいわ…」
『おじさん…』
「ほっら!ボケッとしてないでさっさと学校の準備して!」
『あっ!はっはい!』
バタバタ
『じゃあ…お父さん行ってきます』
「いってらっしゃい✋」
『行ってきます~』
「いってらっしゃい✋」
ガチャン
『ねぇ?ハルちゃん』
『何?』
『ホスト部って楽しい?』
『えっ?…あぁお父さんから聞いたのか…うん。楽しいよ』
『無理やり連れ込まれたりされたの?』
『え⁉…どこからそんな情報…』
『おじさんが…』
『もう、お父さんったら…💧…そんなことされてないよ…』
『本当に?』
『うん♪…自分を信じて』
『うん…分かった』
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