37人が本棚に入れています
本棚に追加
そしてユウたちは夜を迎える。
「おい!! レン!!」
「・・・」
時間だというのに全くレンは起きようとしない。というか全く動かない状態だ。
「どうしたの?」
とミドリがレンの寝ている所にくる。
「もしかしてレンちゃん起きないの?」
「はい・・・俺じゃあどうにもなりません」
ミドリは、少し困ったように腕組みを始めた。
「しょうがないわね。」
と言いミドリは、レンに近づいて耳元で何かをささやいた。
「レン、もう朝食の時間よ。今日はあなたの大好物の・・・」
「トウモロコシ!!」
びっくりするほど早くレンはその食べ物の名を口にした。
「とりあえず起きたみたいだから行くぞ!!」
ユウはレンを無理矢理引っ張っていく。
相変わらず「トウモロコシぃ~」と嘆いていた。
畑にたどり着いたのでユウ達は柵の裏に身を潜める事にした。
「・・・」
ユウは静かに畑を見張っていると隣から変な音がする。
最初のコメントを投稿しよう!