1 HEAVEN~一人の欠落~

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そしてユウたちは夜を迎える。 「おい!! レン!!」 「・・・」 時間だというのに全くレンは起きようとしない。というか全く動かない状態だ。 「どうしたの?」 とミドリがレンの寝ている所にくる。 「もしかしてレンちゃん起きないの?」 「はい・・・俺じゃあどうにもなりません」 ミドリは、少し困ったように腕組みを始めた。 「しょうがないわね。」 と言いミドリは、レンに近づいて耳元で何かをささやいた。 「レン、もう朝食の時間よ。今日はあなたの大好物の・・・」 「トウモロコシ!!」 びっくりするほど早くレンはその食べ物の名を口にした。 「とりあえず起きたみたいだから行くぞ!!」 ユウはレンを無理矢理引っ張っていく。 相変わらず「トウモロコシぃ~」と嘆いていた。 畑にたどり着いたのでユウ達は柵の裏に身を潜める事にした。 「・・・」 ユウは静かに畑を見張っていると隣から変な音がする。
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