読書感想文①

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 最近中学生に多くなってしまった少年犯罪も、親が関係している事件が多くあります。勉強しろとうるさかったから親を殺した、などと供述している中学生のことを、ばかげていると思った人も少なくはないと思います。確かに、殺人は人として一番犯してはいけない罪であり、それが良い事とは少しも思いません。しかし、うるさかったから殺した、と言っている中学生は、殺されてしまった親が今まで育ててきたのです。それなりの事情があったとしても、このような結果になってしまった以上、どこかで教育の仕方を間違えてしまっていたのかもしれません。だから、数々の少年犯罪の中でも、ほとんどが親に何か責任があるのではないかと私は思います。  ところが、実際ではあまり上手くいっていない家庭が多いと思います。私の家でも、二日に一度くらいは必ず親と言い合いをしてしまいます。親と子が対立するのは、当たり前のことだと思います。逆に、何も言い合わずにただひたすら無言で食事をしている様な食卓は、親にも子供にとってもすごく居心地が悪いと思います。最近では、このような「会話のない家庭」が多いのではないでしょうかそしてまた、一方的に、子供が話をしてこないから、などという理由で何も聞いてあげなかったり、子供は子供同士で何でもやっていくものだと思っていたりする親達がいると思いますが、本当は子供と関わるのが面倒で、理由をつけて子供から逃げているのではないでしょうか。そういった親だと、子供は学校や社会だけでなく家でも窮屈になり、追いつめられてしまうのです。もっと自分の子供を見てあげてほしいです。そうすれば、自殺や少年犯罪も確実に減ると思います。
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