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幻想郷とは違う世界の星
―――スフィア―――
「火焔も火焔ね…使い魔としての自覚がないわ…全く…」
床、壁、天井、全てが真っ白の廊下を一人の少女が歩く
白と黒のいかにもゴスロリっといったような服
クリーム色の肩まで伸びた髪
ちょうど頭の左右にそれまたクリーム色の小さな天使の羽のようなものが生えている
身長は120cmといったところか
スカートを揺らしながら長い廊下を歩く
そして真っ白な扉にたどり着く
ドアノブを捻り…
いや捻らないねこの娘
娘と書いて「こ」と読む
どうでも良いって?
サーセンw
少女はドアに近付くと手を当て
ズドォォォォォォォォンッ!!
一瞬のうちに少女が触れたドアもろとも周りの壁まで吹き飛ぶ
「レイア…もう少し大人しく入れないの…」
中に居たと思われるレイアとは正反対な体型の女性が溜め息をつく
「フレイアには関係ないわ…」
「こら、お姉ちゃんを呼び捨てしないの」
レイアと呼ばれた少女はフレイアを無視して奥へ進む
奥にはレイアよりちょっと大きいぐらいの少女が椅子に座っていた
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