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続いてレイアちゃんのターンです
石拾って投げてました
コツッと良い音がして黒い鎧によって弾かれました
知能が高くてバカにされてると思ったのか、右手の鋏を粉砕されたのを怒ってるのか
とりあえず蠍はキレてます
蠍のターンです
レイアちゃんこの時点で足元に咲いてる花をしゃがんで見つめてます
ちなみに私はこの時点では椛仕事してねぇじゃんとか考えてました
蠍は左の鋏を振り上げレイアに向かって一気に降り下ろす
ズドォォォォォォォォォンッ!!!
と轟音と共に辺りに砂ぼこりが舞う
流石にヤバかったか?と思ってた時期が私にもありました
蠍の鋏は止まっていました
レイアの小さな手で
衝撃波だけは起きて砂ぼこりを起こしたみたいですが
「邪魔…」
一言そう呟くと空いてる左手でヒュンと空を切り上げる
風を操る私だから僅かな風向きの変化で気付いたがあれは
真空波
彼女はあの小さな細い手で軽く振るだけで真空波を起こした
真空波は蠍を一瞬で切り裂き通過する
あまりにも急すぎで蠍は理解できていない
だが次の瞬間には断末魔を上げることもなく真っ二つに裂けて崩れ倒れた
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