4人が本棚に入れています
本棚に追加
「爺ちゃん早く早く!」
野球帽を被った小学生くらいの少年が走っていた。
「これこれ走るんじゃないよ」
齢80歳くらいの老人がゆっくりと歩く
この老人、年齢の割にはしっかりと歩いている
「ここが甲子園記念館かぁ……」
少年は目を輝かして言った
「直之は来るのは初めてだったか、すごいだろう?」
「うん…凄いよ、ねぇ爺ちゃん!見に行っても良いよね?」
「はいはい行ってきなさい」
老人はにこやかに微笑み言った。
少年は勢いよく駆け出して行く
(甲子園か………何度この季節が来ても思い出すな)
最初のコメントを投稿しよう!