プロローグ

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「爺ちゃん早く早く!」 野球帽を被った小学生くらいの少年が走っていた。 「これこれ走るんじゃないよ」 齢80歳くらいの老人がゆっくりと歩く この老人、年齢の割にはしっかりと歩いている 「ここが甲子園記念館かぁ……」 少年は目を輝かして言った 「直之は来るのは初めてだったか、すごいだろう?」 「うん…凄いよ、ねぇ爺ちゃん!見に行っても良いよね?」 「はいはい行ってきなさい」 老人はにこやかに微笑み言った。 少年は勢いよく駆け出して行く (甲子園か………何度この季節が来ても思い出すな)
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