ep1. 薄幸の少女

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7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/04/16(金) 18:03:02.40 ID:ot5p3W1U0 「なんだ? ニダー! どうした!」 「野犬にでも噛まれたのか?」 (;゚-゚)「……あ! あの! こっちに逃げてください!」 ξ゚⊿゚)ξ「へ?」 少女は女の手を引き、誰もいない方向を指差した。 家の方から声がしたのを恐れ、逃げ道へと走り出したのだ。 ξ゚⊿゚)ξ「ブーン! 荷物持って走る!」 ( ^ω#)「おk……」 そのへんの壁でぶっ倒れていた男も立ちあがり、女性の横に置いてあった大きな袋を拾うと、その後を追い駆ける。 (*゚-゚)「はやく来てください!」 ξ゚⊿゚)ξ「ちょっと! おそいよ!」 ( -ω-)「ツンがその子抱えて走ってるからだおー、僕さっきので足外れたんだおー」 走る方向は今居た小さな塊村を抜けた山の斜面。 どうやら目的地は茂みの向こうのようで、少女は枝葉を押しのけながら突き進む。 (*゚-゚)「あ! ここです、ここに入ってください!」 山の茂みを抜け出た先は僅かにひらけた場所と、木造の小屋があった。 斜面に不格好に立てられており、若干曲がっていて、隠れ家のようにひっそりと佇んでいる。
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