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9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/04/16(金) 18:06:52.72 ID:ot5p3W1U0 [sage]
( ゚ω゚)「あぁ、しんどかった……」
ξ゚⊿゚)ξ「嘘つけ、体力バカのくせに」
到着し中に入ると一息、さっそく軽口をたたく二人。
その姿を眺めながら戸棚の缶箱を取り、少女は小屋の明かりである蝋燭を取り出す。
(;゚ー゚)「先程は本当にありがとうございました……」
ξ゚⊿゚)ξ「いいのいいの、旅は道連れ世は情け?」
明かりのもとに現れたのは、美しいブロンドの女性。
癖なのかくるくるとした髪質らしく、その金色を強調するかのようにふわりと巻かれた髪だ。
真っ黒い装束のようなもので全身を多い、色を変えれば旅の修道女に見えそうな。
( ^ω^)「それなんか違うお」
男の方はあまり長くないちくちくとしていそうな黒髪の、冴えない男。
ぼろぼろでこの国の旅人がよく着込む茶色の防寒ローブを纏い、中のくすんだ茶色の服がちらりと覗く。
(;゚-゚)「あの、旅のお方なんですか? 私はシィと言います、まずはこちらに座ってください」
シィは部屋の隅に重ねてあった丸椅子を引っ張り出し、二人の手前に置いて手を伸べた。
椅子は二つしかないのか、シィだけはその場で片腕を握り、窺うように立ちつくす。
ξ゚⊿゚)ξ「……ブーン、」
( ^ω^)「了解だお。シィ、君は座るお」
ブーンと呼ばれた彼は席をシィの前に置きなおし、先の彼女のように促した。
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