事の幕開け

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俺はあの後、重い足どりで教室に向かった。 教室着いた時には完璧遅刻で授業も始まっていて、教室入ってすぐ先生に説教された。 しかもクラスのみんなの前で。 叱られた後自分の席に行ったら、隣の席に座る優亜が話し掛けてきた。 「和真。遅刻や~(笑)」 「お前が起こしてくれんかったからだろ(怒) おかげで、最悪な目にあったし……」 先生にばれないように小声で話す。 「最悪な目って?」 優亜は、興味深そうに聞いてくる。 だから、さっきのことを優亜に全部話した。 この話しを聞いて優亜は、 『気の毒に』て言って、俺に向かって両手を合わせ『南無』と一言。 「俺…… マジどうしよう………」 不安がつのる。  
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