道しるべ

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道しるべ

揺らめく世界の果てに 終わりがやってくる 凍り付く胸の中で 何かが崩れて落ちた 澄んでいたあの頃の 瞳に映った光 短すぎたひと夏の 儚く淡い夢 追い掛けて届かなかった あの夢の悲しさ 追いもせず諦めた あの夢の切なさ アルバムを開いたら こぼれる自分の笑顔 どこかに置き忘れた 青春がそこにある 歯を食いしばって 涙を流しながら 歩き続けた自分の 証がそこにある 諦めた瞬間のあの日から この胸のどこかに ぽっかり開いた空洞 年老いて振り返る 煌めく青春の日々 何もない何もない そこには何もない 心の中の世界に やがて静かに 音もなく声もなく 終わりがやってくる 消えゆく心の中の ありもしない世界に やがて静かに 夜がやってくる 終わりがやってくる
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